プロポリス(propolis)とは、ミツバチが樹木から集めた葉や花粉を唾液とともに噛み続けて作られるワックス状のもので蜂ヤニとも言われます。
ミツバチは、唾液に含まれる酵素にミツバチの巣を圧縮して採集した蝋である蜂蝋を加えてプロポリスという物質を作るのです。
プロポリスを集める性質を持つのはセイヨウミツバチのみで、採取量は少なく人為的に合成することはできません。
ミツバチの巣は、プロポリスが塗布されていることで微生物の繁殖から守られ、また、腐らないように保護されているようです。
このような抗菌性や抗酸化性、そして抗ウイルス作用があることから、プロポリスは自然界の抗生物質ともいいます。
古くはミイラの防腐剤として使われたことも知られています。
また、プロポリス独自の性質を生かし、サプリメントとしてだけではなく、
歯磨き粉や
消臭剤等にも使われることがあります。
ミツバチが集めてくる花粉や樹木の葉、そしてミツバチの生成物によってプロポリスサプリメントは作られます。
ミツバチの集める対象となる植物の種類や、その場の気候環境によるミツバチの特長などに成分は影響を受け、地域差となって現れるようです。
プロポリスの色もその成分により
黒褐色、
暗緑色、
赤褐色のものなど様々な種類があります。
成分数は微量のものを含めると、およそ300~400と言われています。
ですが、主要な成分が全く違うということはありません。
鉄や銅やマグネシウムといった様々な
ミネラル、
ビタミンや
アミノ酸、
フラボノイド、
脂肪酸等がプロポリスをかたちづくる構成物質です。
ブラジルの原生林で採取したキク科バッカリス属のアレクリン・ド・カンポを起源とするプロポリスによるサプリメントが高い評価を受けているようです。
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[ 2015/09/21 11:06 ]
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